買書日記

買った本の備忘録。読書日記ではありません。買っただけです。

買った本。

鹿地亘『鹿地亘作品集』(朝日書房 1954年)

 

古書で購入。「脱出」を読むために買った。実は「脱出」自体は結構前に入手だけしていて、読んでおらず、そろそろ読まなければと思って探しても見つからなかったので、再び購入、という次第。蔵書の方は、買ったのではなくどこかの放出品で拾ってきたと記憶している。つまりそれぐらい前に入手していたのに読んでいなかったのだった。

 

当たり前かもしれないが、先の敗戦後、日本では「脱出」というタイトルの作品がけっこう発表・出版されている。正宗白鳥や、駒田信二のものなど。テーマとして「脱出」を扱うとなると、満洲移民の人たちの引き揚げを描いたものが20世紀を通じて出ている。

 

引き揚げについての研究は近年、論文や本が出ている。個人的には、引き揚げと脱出は、重なる部分も大きいけれど、別の事態として捉えようと考えている。

 

今日は台湾に注文していたブルーレイの「幸福路上」が届くはずだったのに、来なかった。海外配送会社、けっこうな大手のはずなのに、配送の事前確認の電話までかけてきて、きちんと時間も場所も伝えたのに、来ない。なにやってんだろうな。